千葉県弁護士会では,下記の日時において,「全国ファクタリング被害ホ ットライン」を開催します。
近年,「給与ファクタリング」等と称し,業として,個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取ったうえで金銭を交付し,当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行う給与ファクタリング業者が急増しております。この給与ファクタリング業者の多くは,年利に換算すると数百パーセント以上にも相当するような高額な手数料を徴収しており,違法なヤミ金業者と断ずるほかなく,新型コロナウィルス感染症の影響から生活に困窮した個人が,そのような給与ファクタリング業者に手を出してしまうケースが増加しております。
また,事業者が取引先に対して有する売掛債権を買い取る方式で,業として,資金融通サービスを行うファクタリング業者も増加しており,債権の買取代金が著しく低額であったり,高額な手数料を徴収するケースが見受けられ,新型コロナウィルス感染症の影響によって資金繰りに苦しむ中小企業の間では利用されている現状があります。
そこで,この度,千葉県弁護士会においても,これら新しい形態の多重債務被害の状況を掘り起こして被害実態を把握し,情報収集の上,被害救済を図る必要から,下記日程において「全国ファクタリング被害ホットライン」を行うことにいたしました(同時期に,全国一斉で全国ファクタリング被害ホットラインが開催されます。千葉県弁護士会では,弁護士2名の体制で電話による相談を受け付けます。)。
御自身の利用した「ファクタリング」等と称する業者との関係について疑問をお持ちの方は,この機会に是非ご相談下さい。
日 時
令和2年11月11日(水) 午前10時から午後4時まで
相談方法
電話による無料相談(千葉県弁護士会所属の弁護士が相談を担当します。)
電話番号
043-201-5650 (2回線) ※相談日当日のみ繋がる番号です。
費 用
無料 ※別途,電話料金がかかります。
申込方法
事前予約不要